ユズは高知県を代表する柑橘類として知られ、生産量は全国一位で国内シェア50%を誇っています。
夜間と日中の温度差が大きく、水はけの良い山間部がユズの生育に適し、山の斜面に広がるユズ畑の風景は独特の景観を作っています。
高知県では、江戸時代から栽培が奨励され、質の高いユズとして知られています。
緑色をした未熟な果実を「青玉」、熟して鮮やかな黄色になった果実を「黄玉」と呼び、香りの強い青玉は4~10月にかけて出荷され、たっぷりの果汁を含んだ黄玉は12〜4月頃まで出荷されます。特に青玉は、皮を少量加えるだけで、料理の印象を一変するほどの存在感ある香りを放ちます。